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美容師が教える!白髪染めでよくある4つの失敗と正しい対処法

白髪って、誰にでも出てくるものだけど、間違ったケアやセルフカラーで余計に悩みを大きくしちゃう人も多いんです。

私もカラーリストとして毎日いろんな髪を見ていて、「これ、実はやらない方がいいんだよ〜!」って思う“あるある”がたくさんあります。

この記事では、多くの方がやりがちな白髪ケアの失敗と、正しい向き合い方を分かりやすく紹介しますね。知識があるだけで白髪との付き合い方はぐっとラクになるので、ぜひ参考にしてください。

① 白髪を抜き続けるとどうなる?

女性のおでこ

白髪を抜くと毛根がどう反応するか

白髪を繰り返し抜いていると、毛根が傷ついてしまい、将来的にその毛穴から髪が生えなくなる可能性があります。

「一本ぐらいなら…」と思いがちですが、続けるほどダメージが蓄積されやすいんです。

なぜ薄毛リスクが高まるのか

毛根に負担がかかると、毛穴そのものが弱ったり減ってしまったりして、結果的に薄毛やボリュームダウンにつながります。

さらに、髪の成長がうまくいかなくなり、細くて弱い髪が生えやすくなることもあります。

白髪を抜く習慣って、実は見た目全体のエイジングにも影響しやすいんですよね。

白髪を抜く以外の対処法と、代わりのケア

白髪がどうしても気になるときは、「抜く」のではなく、根元からハサミでカットしたり、カラーリングで自然にカバーするほうが安全です。

あとは、頭皮ケアを続けることや、睡眠・食生活を整えることも、白髪予防にじわじわ効いてきます。

白髪ケアのシャンプーや頭皮美容液などを取り入れるのもおすすめですよ。

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② セルフカラーの繰り返しで髪が真っ黒になる理由

鏡を持った女性

毛先まで染め続けると暗くなる仕組み

セルフカラーを続けていると、気づけば髪全体が真っ黒…という人が本当に多いです。

原因は、すでに染まっていて本来カラーを入れる必要のない毛先まで何度も染めてしまうこと。

白髪染めは“重ね塗り”するとどんどん色素が蓄積されて、髪が暗く沈んでしまうんです。

セルフカラーのお客さんに多い失敗パターン

前髪やサイドは自分で見ながら染められるけれど、後ろは手探りになりますよね。

その結果…

  • 前側:暗く染めすぎて重い印象
  • 後ろ側:染まりムラ、明るく褪色してバラバラ

 この「まだら状態」はセルフカラーの典型的な失敗パターンです。

セルフでも失敗しにくい工夫

本音では、美容室やカラー専門店での施術がいちばん安全ですが、どうしてもセルフで染めたい場合は次のポイントを守ると失敗しにくくなります。

  • 泡タイプよりクリームタイプを選ぶ(流れにくく、根元だけ狙いやすい)
  • 髪を3つにブロッキングして塗布範囲を明確にする
  • 根元だけにカラー剤をのせ、毛先には絶対につけない

この三つを守るだけで、色の沈み込みやムラがかなり減りますよ。

depart南青山店の山田昌悟さんが教えるリタッチテクニックのコツを紹介します

③ 明るくしたいのに明るくならない理由

ヘアトラブルの女性

白髪染めは“蓄積”するから明るくできない

ずっとセルフカラーを続けて髪が暗くなっている人、

または暗めのトーンで染め続けている人が「明るくしたいんです!」と来店されることがあります。

でも、実は すぐには明るくできません。

白髪染めの色素は、重ねた分だけ髪にぎゅっと蓄積されるタイプ。

だから、暗い色素がたっぷり入っている状態だと、その上から明るいトーンをのせても明るさは変わらないんです。

明るくしたい時の現実的な方法

すぐには無理でも、「時間をかけて明るくしていく」方法なら可能です👌

  • しばらく全体染めはしない
  • 毎回、根元だけを少し明るめのカラーで染めていく

ただし、明るくしすぎるとトップだけ明るくて毛先が暗い“逆プリン”になる可能性があるので注意。

時間はかかりますが、コツコツ続けることで少しずつ希望のトーンに近づけますよ😊

ぐ明るくしたい時はブリーチが必要

「長く待てない!今すぐ変えたい!」という場合は、

蓄積した色をブリーチで一度リセットするしかありません。

メリット:

  • 一気に明るい色が目指せる
  • 仕上がりの幅が広がる

デメリット:

  • ダメージが大きい
  • トリートメントやホームケアが必須になる

どちらを選ぶかは髪の状態と、どうなりたいかで変わります。

④ カラートリートメントの色が残ったまま来店するとどうなる?

カラーチャートを見る女性

美容師目線で困る理由

カラートリートメントは、髪や頭皮へのダメージを抑えながら徐々に染まっていくので、カラーの褪色を遅らせる、

白髪をぼかしてカラーする回数を減らすなどのメリットがあります。

でも、重要なのはカラートリートメントが残った状態だと、カラー剤がその色と混ざってしまい、

「思ってた色と違う!」問題が起きやすくなります。

さらに、カラートリートメントで髪がコーティングされていると、

色が入りにくい・ムラになりやすいというトラブルも。

プロとしては仕上がりをコントロールしづらくなるので、ぜひここは注意してほしいポイントです。

どれくらい前から控えればいい?

カラー予定があるなら、最低2週間前からカラートリートメントはお休みするのがベストです。

どうしても中止できない場合は、

「使ってます!」と素直に申告してくれれば、美容師側で対応策を考えられます。

(言ってもらえるだけで仕上がりの精度が全然違うのよ〜!)

普段のケアで気をつけるポイント

色持ちを良くしたい場合は、洗浄力の優しいシャンプーを使いましょう。

  • 弱酸性シャンプー
  • カラー専用の色持ちケアシャンプー

このあたりが相性◎

逆に洗浄力の強いシャンプー(高級アルコール系)は、せっかくのカラーが早く抜ける原因になるので注意です。

まとめ:正しい知識があれば白髪染めはもっと楽しめる

綺麗な髪の毛

今回紹介した “白髪染めのあるある” を知っておくだけで、よくある失敗はかなり防げます。

セルフカラーは節約になるし、どうしても自分でやらなきゃいけない時もありますよね。

でも、髪の負担や色ムラを考えると、やっぱりプロに任せる方が仕上がりは断然キレイ。

美容室や、今はリーズナブルなカラー専門店も増えているので、

セルフ+プロのケアを上手に組み合わせながら、美髪を長くキープしてもらえたら嬉しいです。


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